国内4勝を振り返ってみた
アコーディア・ゴルフレディス3/14-3/16 4打差逆転プレーオフで43勝目
開幕2試合目にして優勝
ウェイユンジェとプレーオフ不動裕理のプレーオフ成績はこれで6勝5敗(当時)。最近4試合は4連敗中だった。
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最終日詳報
不動 裕理 優勝!!
2008年度LPGAツアー第2戦『アコーディア・ゴルフレディス』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)の最終日が、宮崎県の青島ゴルフ倶楽部(6,391Yards、Par72)で行われた。
この日の天気は薄曇りながらも気温は上昇し、絶好のコンディションの中で各選手がスコアを伸ばした。優勝争いは、2日目トップのウェイユンジェ(台湾)と、3位タイスタートの不動裕理による、熾烈なデットヒートとなり、勝負の行方はプレーオフにもつれ込んだ。プレーオフの3ホール目、ウェイの1メートルのパーパットが外れたのに対し、不動は確実にパーを決めて勝負あり。不動裕理が見事な逆転優勝で今季初優勝を飾った。3位は宋ボベ(ソン ボベ・韓国)。
また、1オーバーの26位タイからスタートした横峯がこの日7バーディーノーボギーの65をマークし5位に順位を上げた。
優勝した不動は「久しぶりに最終日に良いスコアが出たかなという感じです。この頃最終日にいいスコアを出すことがなかったので嬉しいです」とこの日、7 バーディーノーボギーの65という完璧なラウンドに笑顔を見せた。同じ最終組で回ったウェイとは4打差からのスタート。「今日は相手も良いプレーだったので、優勝は無理かなと思っていました。とりあえずスコアを1つ1つ伸ばすことだけ考えていました。2戦目で優勝が出来てこの勢いが終わらないように頑張りたいです」と話し、今大会2勝目、ツアー通算43勝目を果たした。
また、惜しくも優勝を逃し涙を呑んだウェイは「(プレーオフ3回目の)返しのパットは左いっぱいに狙って強めに打ちました。2回目も3メートルの距離を4メートルの気持で強めに。強めに攻めていきたかった。不動さんはすごい選手。でも自分らしくプレー出来れば勝てると強い気持をもっていました」と振り返った。「自分のショットが戻ってきて今年はチャンスがあると思います。また、たくさんの方にサポートしてもらい、すごく感謝しています」と最後は感謝の言葉で締めくくった。
3位 宋ボベ 6バーディー2ボギー Total -8
「今日はショットもパットも入りました。トップと3打差ですが、仕方ないですね。3位には納得しています。調子は良いので、このままキープして来週も頑張ります」。
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明治チョコレートカップ7/11-7/13 今季2勝目、通算44勝
最終日、同組の二人を振り切る
振り切られた二人のコメントがいい!
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最終日詳報
不動裕理 LPGAツアー史上初 生涯獲得賞金10億円突破!
2008年度LPGAツアー第18戦『明治チョコレートカップ』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)の最終日が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コース(6,518Yards,Par72)にて開催された。
天候:晴れ、気温:22.7度、東の風2mと絶好のコンディションの中行われた最終日。5,037人のギャラリーも詰め掛け、白熱した優勝争いに声援を送った。そんな中、7アンダーの単独首位でスタートした不動裕理が4バーディー、2ボギーの70とスコアを2つ伸ばして通算9アンダーとし、後続の追撃を振りきって今季2勝目を飾った。 1打差の通算8アンダー2位タイには、LPGAツアータイ記録となる7連続バーディー(1イーグルを含む)を決めるなどこの日スコアを9つ伸ばした有村智恵と、最終組で不動と最後まで優勝争いをした藤田幸希、辛周(シン ヒョンジュ:韓国)の3人が入った。
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優勝した不動は「こんなに早く2勝目が出来るとは思っていませんでした。予選落ちをしている時には思いも見なかったことですし」と今季2勝目に笑顔をみせた。1オーバー24位タイからスタートした有村が1イーグル8バーディー1ボギーの63と驚異の猛チョージで追い上げたが「このコースであのスコアは凄いなと、これで負けたら仕方がない。ある意味気持ちが楽だった」と振り返った。先にホールアウトした有村、同組の2人と1打差で迎えた最終18番は難なくパーをセーブし不動が優勝を決めた。この優勝でツアー通算44勝目を飾るとともに、LPGAツアー史上初となる生涯獲得賞金10億円(10億572万7千948円)の大台を突破した。「本当に私はいいときにプロになったと思うし、試合も増えだしたときに出れたので、そういう意味では恵まていると思います」。また、岡本綾子の国内優勝の記録と並ぶ44勝目については「岡本さんはアメリカでも活躍をしていたし、私とは比べものにならない活躍をしています。成績だけではいいあらわせないすごさがあります。早くそういう風に頑張ってやっていきたいと思います」と復活した強い不動が今年のツアーを盛り上げる。
<通算8アンダー 2位タイ 有村智恵> ※ベストスコア賞 63ストローク
「今までもショットはこんな感じだったんですけど、パターがかみ合わなくて。今日はそのパットが入ってくれました。こうして終わってみると17番のボギーが悔しいですね。去年もこの大会から調子が良くなって、次の週も、その次の週もいい成績がのこせたので、今年も来週頑張りたいと思います」。
<通算8アンダー 2位タイ 藤田幸希>
「今日は2メートルのバーディーパットが全然入ってなくて、最後のバーディーパットも入ったと思ったのですが、入りませんでした。不動さん回ってすごく楽しかったです。勉強になりました。やっぱり不動さんは精神的にも強いし、尊敬できる人だなと思いました。久しぶりの最終日、最終組楽しく回れました。次頑張ります」。
<通算8アンダー 2位タイ 辛周>
「今日は2アンダーで回れたので、良かったです。とにかく不動さんのプレーをみて勉強になりました。パッティングはまぁまぁだったんですけど、一緒に回った不動さんと藤田さんの飛距離に全然勝てなく、初日、2日目よりもドライバーが悪かったです。もっと飛距離をだしたいです」。
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マンシングウェアレディース東海クラシック9/19-9/21 今季3勝目、通算45勝
67と爆発、最後に崩れた上田、新崎に追いつきプレーオフ
一ホール目、最初に長いフックラインを見事に読み切って放り込み、二人が外して優勝。
今季プレーオフは2戦2勝、通算7勝5敗。
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最終日詳報
2008 年LPGAツアー第27戦は今年で第39回目の開催となる『マンシングウェアレディース東海クラシック』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)。愛知県知多郡にある『南愛知カントリークラブ 美浜コース』(6,428yard,par72)にて最終ラウンドが開催された。
この日の朝はどんよりとした曇り空のなかスタートしたが、昼ごろから雨も降り出し、14時過ぎには雷が発生し、1時間20分の中断もあり、あいにくの空模様の中、最終ラウンドが行われた。プレーオフの末、優勝は不動裕理が上田桃子、新崎弥生をくだし、今季3勝目、通算45勝目、今大会3勝目をあげた。
この日、5バーディーノーボギーの67で通算8アンダーまで伸ばした不動。中断前にホールアウトしたにもかかわらず、集中力を切らすことはなかった。「上田さんが17番でバーディーを獲って、もう2位かなぁと思っていました。なんというか本当にラッキーでした」と話すプレーオフ(18番、Par4)。他の2 人よりも長い10メートルのバーディーパットを残した不動だったが、「速さはわかっているという感じでした。でも入るとは思っていなかった」というパットを見事に沈めた。上田、新崎ともにバーディーパットが決まらず、長く激しい戦いの幕は閉じた。今年1番のりの3勝目。そして通算45勝は岡本綾子の44勝(国内)を1つ更新する記録となった。
2位タイ 上田桃子
「自分で勝てる試合を逃してしまいました。もったいない1打がすごく多かったです。1打の重みを感じました。来週また、優勝争いをしたいです」。
2位タイ 新崎弥生
「楽しかったです。長い1日になると予想をしていたので、OB(10番)を打ったときも焦らず耐えていけばチャンスがあると考えてやっていました。悔しい気持もあるけれど、こんな天候の中、ギャラリーの方全員自分を応援してくれているみたいな気持で嬉しかったです。この先も欲張らずマイペースで頑張りたいです」。
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富士通レディース10/17-10/19 今季4勝目、通算46勝
7打差逆転の大爆発
三塚、プレーオフ5ホール目に根負け。
今季プレーオフは3戦3勝、通算8勝5敗。
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最終日詳報
不動裕理 大逆転優勝!!
2008LPGAツアー第31戦『富士通レディース』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)の最終日が千葉県千葉市緑区の「東急セブンハンドレッドクラブ」(6,588y・Par72)で行われた。
天候:くもり、気温:22.9℃、風速:6m。一時は雨がぱらつく不安定な天気の中行われた最終日。優勝争いはLPGA史上に残る大激戦となった。2位と6 打差のトップでスタートした三塚優子が、この日1オーバーとスコアを伸ばせなかったのに対し、3位スタートの不動裕理は6アンダーの猛チャージをかけ、勝負の行方はプレーオフに。両者一歩も譲らず迎えたプレーオフ5ホール目、パーで終えた不動に対し、三塚のパーパットが惜しくもカップをかすめ、勝負あり。不動裕理が7打差をひっくり返す大逆転で、今季4勝目、通算46勝目を飾った。
前半を終えて2位の不動とは5打差。誰もが三塚の優勝を確信し始めていたが、不動は最後まで諦めていなかった。15番で140ヤードをピン横10cmにつけるなど、後半も3つスコアを伸ばし、ついにトップの三塚を捉えた。そして迎えたプレーオフ3ホール目、不動は18番ホール名物のグリーン手前のガードバンカーに捕まる。ボールはバンカーのアゴの近くで万事休す、快進撃もここまでかと思われた。
パーを確実にしていた三塚も「不動さんがあそこから寄せて、パーを獲るとは思っていなかったので、正直勝ったと思いました」と思ったほど。しかし不動はその難しいバンカーショットをピン手前5mに寄せ、見事にパーパットをねじ込んだ。その後三塚が5ホール目でボギーとし、決着が付くまでは、まさに手に汗握る大接戦だった。
優勝した不動は「最後はいっぱいいっぱいでした。飛距離でかなりの差があるので、圧倒的に自分が不利だなと思っていましたが、勝てて良かったです」と長い1日を振り返った。18番のバンカーについては「あのバンカーは難しいので、練習日によく練習しておきました」と準備は十分だった。この勝利で通算勝利数で大迫たつ子を抜き、単独4位に浮上。賞金ランキングも6位に浮上した。それでも「今年は4勝して6位。まだまだですね」と謙虚な姿勢を見せる元女王だが、賞金女王争いのキーポイントとなる終盤戦で、その存在感を大いにみせつけた。
2位 三塚 優子
「やっと終わりました。長かったです。あの蟻地獄みたいなバンカーから(不動さんがパーセーブ)入れてくるとは思いませんでした。(あの時は)勝ったと思ったのですが・・・。(初のプレーオフ)ひとホール目のティーショットは緊張しましたが、あとは楽しく回れました。勝ちたい気持でいたのですが・・・・」。
3位 佐々木慶子
「10アンダーを目標にすればトップ5に入れると考えていました。これで(獲得賞金ランキング41位。シード権)安全圏に入ったかなぁ。毎年終盤戦でいやな思いをしてきたので、早く決めたかった。これで残りの試合は思い切ってやれます」。